石川家のお見合いパーティー:5

2010/08/22

ひょんなことからユウキは、コウキのお見合いパーティーの相手でもある

初恋の和歌山さんと遭遇してしまったらしい。向こうから声をかけてきた

らしいけど、ちゃんとユウキのことはわかってたんだって。そしてアタシの

ことも。アタシたちは知らなかったんだけど、アキコちゃんは小学校の頃

いじめにあっていて、なのでこの辺出身っていうことは言わなかったんだっ

て。コウキはお見合いパーティーで会った時から次男ってわかってたから

将来的にもこの辺に住むことはないだろうって考えたからって。

さすがにその時はまだユウキの弟とは思わなかったらしいけど、石川って

苗字を聞いて「石川くんっていたなぁ。」とは思ったらしい。

あ、それだけでユウキが満足げだ(笑)どや顔だ(笑)

お見合いパーティーからしばらく経って、石川家に初めて来た時に打ち明け

ようと思ったのに、ユウキが来なかったからタイミング外しちゃったんだって。

でも、全部話してくれてよかったよね。知らなかったけど、石川駅前で合コン

やった時に、隣の個室にアタシがいたのも見てたらしい。なんだ、知らない間に

会ったりしてたんだね。

アキコちゃんはありのままをコウキに伝えるらしいけど、そんなことで心が揺れ

るような男じゃないからね、石川家の次男は!

この話をユウキが石川家のリビングで話してくれたんだけど、慣れてるはずの

この部屋がなぜか居心地悪い…。なんでだろ?と思ってよ~く見てみると、

クッションがピンクになって、カーテンもピンクになってる!あ、テレビボードにも

ピンクのケアベアが…。

石川家の新しいお母さんは、どうやらオトメな感じみたいだわ。

石川家のお見合いパーティー:4

2010/07/20

石川家次男のコウキが和歌山さんとお見合いパーティーで出会ったのは

5月の半ばぐらいだったらしい。その前にも、お見合いパーティーでいい感じになった

女の子はいたみたいだけど、地元のことをよく知っていて盛りあがったのがきっかけ

なんだって。そりゃそうよ、だって石川兄弟と同じ学校出てるんだもん。この辺に

詳しいのは当たり前でしょ。結局石川家の長男だって言うのに、仕事が忙しいって

ことを言い訳にして、ユウキは姿を見せなかったみたい。肝っ玉の小さいヤツめ。

ただ、後から聞いた話だと、和歌山さんはこの辺出身っていうことを言ってないらしい

から、そこに俺が行って「同級生でした。」とは言えないだろ、って。

う~ん、何の理由があるのかわからないけど、隠したままコウキと結婚するつもり

なのかな?それって無理はないのかな?とりあえずおじさんは和歌山さんを気に入

ったみたいで、ユウキ曰く「多分このまま結婚って話になると思う。」って。

その時って私も顔出せないじゃな~い。お見合いパーティーで知り合ったって言っても

和歌山ってそんなにいる苗字じゃないし、隠し通せると思ってたとしたら相当痛いよ。

コウキがお見合いパーティーの相手を連れて来たせいか、おじさんの結婚熱も更に

上がったみたいで、ついに息子たちに自分の結婚相手を公表することにしたみたい。

でも、一緒に住むのは石川兄弟が巣立ってから。

どうする?ユウキ!プレッシャーかけられてるよ~(笑)

石川家のお見合いパーティー:3

2010/06/19

ある日、石川の家がやけに明るかった。全館点灯か?って感じ。

逆となりの静岡さんの情報によると、どうやらコウキがお見合いパーティー

知り合った女の子を連れて来たらしい。おそるべし、近所の情報網(笑)

家に入った途端お母さんも「石川さんのとこ…」って話しはじめたから

きっともう町内会では知らない人の方が少なくなってるんだろうなぁ。

部屋に入って電気を点けた途端、ユウキから電話がかかって来た。

「アミ、悪いけど家にきてくれない?」

「え~だって石川家、今夜はお見合いパーティーの相手来てるんでしょ。」

「なんで知ってるの!?」

男所帯だったからか、石川家はこういう情報網についてはうといのかも(笑)

「な、とりあえず来てくれよ、そのお見合いパーティーの相手はリビングに

いるから、そのまま玄関からそっと二回に来てよ。」

「うん、わかった。」実際何を言いたいのかわかってなかったけど。

ユウキが言うように、そっと石川家の玄関を開けて、そっと二階へ。

うんうん、多分誰にも気付かれてない。ユウキの部屋に入った途端

「アミ、和歌山って憶えてる?中学の時の。」

「うん、結構可愛かった子だよね。」

「コウキの相手がその和歌山なんだよ~。」

「マジで!?」確か和歌山さん…名前はアキコだったかな?はユウキの

初恋の相手だったんじゃなかったっけ?ははぁ~そりゃ複雑な思いだわ。

「ユウキってアキコちゃんのこと好きだったよね~。」

「…」

「だから気になるんでしょ?」

「…それもあるけど、和歌山さん身体の幅と厚みが倍になっちゃってるんだ。」

「マジで!?」

石川家のお見合いパーティーネタでは、一番驚いたかも!

石川家のお見合いパーティー:2

2010/05/22

石川家のお見合いパーティー作戦が始まって1ヶ月。

コウキは着々と方々のお見合いパーティーに参加しているらしい。

確かに小さい頃から、兄ちゃんより機動力のある子だったからな~。

結婚相談所に直接相談して、時間的に行けそうな大阪のお見合いパーティー

にも遠征してるらしいし。ユウキはなにしてるんだろう?と思って部屋を見ると

電気がついてない。お!もしかして石川家では一番機動力のないヤツも

ついにお見合いパーティー参戦かな?なんて思ったらメールが来て

ただの出張でした(笑)ユウキに言われて、玄関に置いてあるかも、という

封筒を見に言ったら、リビングからおじさんの笑い声。

「おじさ~ん!ユウキの封筒ってこの辺にあった~?」奥に向かって叫んだ時

玄関に女性物の靴があることに気付いた。

あ!お母さんの言ってた女の人のかも!もうちょっと見てから声かけりゃ良かった。

「おぉ、アミちゃんか!ユウキのってこれか?」おじさんの持ってきた茶封筒を

受け取って、中を確認して「ありがと!」って戻って来た。

別におじさんが結婚するんだから構わないのに、石川の家に今までなかった

女の人の空気感を感じたら、無性に恥ずかしくなっちゃった。

これでコウキやユウキまで女の子を連れてきたりしたら、アタシ石川の家に

入れなくなっちゃうかも(笑)

そういえばコウキが、今まで行ったお見合いパーティーで知り合った女の子と

いい感じなんだ、って言ってたな。早くしないとユウキは弟に抜かれちゃうね。

石川家のお見合いパーティー:1

2010/04/25

うちの隣の石川家は、男3人の寂しい暮らし。

石川家の長男ユウキとアタシは小学校~高校まで一緒だったんだけど

4つ下の次男コウキが5歳の時にお母さんが亡くなっちゃったんだ。

それから建築業のおじさんが男手ひとつで育てたんだけど

そんな二人も既に34歳と30歳。おじさんも還暦になっちゃった。

で、家をあげての石川の婚活ライフがスタートしちゃったのよね。

ことのおこりは、おじさんがいきなり「結婚したい!」って言いだしたから

らしいんだけど、私も聞いた話だから真偽は?なんだ。

で、どうせ結婚するならみんな一斉に動こう!と。軍隊かよ(笑)

これから先、石川家の息子たちが巣立って行った時に

ひとりになるのは寂しかったんじゃないかな?でもおじさん、もう

長男のユウキは34だし、気付くの遅くね~か?って話だけど(笑)

息子二人はとりあえずお見合いパーティーからスタートするって言ってた

けど、おじさんはどうやら既に意中の女性がいるっぽい。

この前、アタシのお母さんが、駅前で50年配の女性といるおじさんを

見かけたらしいんだ。なんだかんだ言って、みんな石川家の動向、

気になってるじゃない(笑)

「そんな石川さんのことばかり気にしてるけど、アンタだってもう34でしょ!」

あ、ヤバいこっちまでお見合いパーティーに行けとか言われそう!

まず、石川家のお見合いパーティー、先陣を切ったのは次男のコウキ

だった。なぜか本社のある大津のお見合いパーティーに参加したらしい。